2019-01-01から1年間の記事一覧

the first and the second ~

今の仕事を始めたばかりのころ、旺文社のローヤル英文法という文法書に冠詞の反復の例として、"There are a red and a white flower in the vase."とうのがあったので、2つ以上の名詞が and や or で結ばれる場合、別々のものを指すときは、冠詞をそれぞれに…

シャトー・メルシャン 大森リースリング2017

秋田県横手市大森地区の契約農家が育てたリースリング。2017年はお天気が悪くて生産量が少なかったらしい。リースリングらしいミネラル感たっぷりの、すっぱ~いグレープフルーツだった。さわらの野菜蒸とタコのマリネ風サラダでいただいた。

エア小鼓~能楽入門~

今月の能楽入門(とは言っても、もう2週間も前の話)は、「お囃子を知る」。講師は幸流(こうりゅう)小鼓方 成田達志さん。能で使われる楽器は、笛・小鼓・大鼓・太鼓の4つ。舞台の向かって右からこの順番に並ぶ。お雛様の5人囃子は、これに謡が加わる。今…

娘に振袖を

もう1週間も前になるが、姪の結婚式のために娘に振袖を着付けた。おはしょりもきれいに整えられて胸元もすっきり、と思っていたのだが、帯揚げがずれて帯が低く見えるじゃん。残念。しかし、この振袖も随分着せたので、十分もとはとった感じ。あらさ~女子に…

養源院を訪ねるて、唐織を識る

先週の金曜日、「きものsalon」のイベントのため日帰りで京都へ。訪ねたのは、淀君が父浅井長政追善のために建て、焼失後に、妹のお江が再建した養源院。ここで、小袖や古裂の復元を手掛ける永井織物さんが復元したお江の小袖が奉納されている。今回のイベン…

セルヴァビアンカ~イタリアワイン

DOCGヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノという格付けのヴェルナッチャ100%のワイン。ミネラル感たっぷりで、甲州に似てる。3700円も払ってこれ飲むなら、1900円のグリド甲州のほうが断然いい、というかグリド甲州のほうがうまいと思うのだった。

大島紬を仕立て直して

最近、いろいろな方からお着物をいただく。特に大島は、今では織られていない貴重なものが多く、少々サイズが合わなくても有難くいただく。そんな1枚。夫の古くからの友人のお母さまからいただいた大島。一元式の細かな絣が素晴らしい。今年、お年始にご挨拶…

能楽入門~ワキの視点を知る

能楽入門はもう5回を数える。先月の第4回は衣装とその着付けがテーマで、言葉にするのがなかなか難しく、ブログに記録することができなかった。今回は、ワキのお話。講師は下掛り宝生流の御厨誠吾さん。下掛り宝生流というのは、ワキの流派なのだそうだ。…

エウゲニ・オネーギン@新国立劇場

新国立劇場オペラの新年度開幕はチャイコフスキーの『エウゲニ・オネーギン』。私にとっては、初ロシアオペラ。所謂原作というのがあって、プーシキンの韻文小説なのだそうだ。それをチャイコフスキー自身の経験を盛り込んで作り上げたという。チャイコフス…

おいし・たのしのワイン会

9月19日、代々木上原にあるLe Beaucoup(ル ボーク―プ)というレストランで、「ル ボークープ&三幸蓮見商店 ブルゴーニュの宴」というワイン会があった。あれからあっという間に時間がたってしまった。忘れてしまう前に、メモをなくしてしまう前に、記録に…

色再現範囲

2日ほど風邪で寝込んでしまった。その間、ほとんど炭酸水だけしか摂っていなかった。そうしたら、私の舌はとても繊細で敏感なものに変わっていた。何を口にしても味が濃く感じるのだ。このまま、薄味でいいのだが……さて、現在は復活して、明日納期の案件のラ…

ヴァルポリチェッラ クラシッコ

イタリアは本当にぶどうの種類が豊富だ。今回飲んだワインは、コルヴィーナ50%、コルヴィノーネ40%、ロンディネッラ5%、モリナーラ5% という、ヴェネト州のワイン。どれも聞いたことがぶないどう品種だ。ヴァルポリチェッラ クラシッコ(Valpolice…

ちょっとの違いなんですけどね

以下は、今やってる案件中の一文である。「上記一般式(I)で表される化合物は、液1及び液2の一方又は両方に含まれることにより、液1及び液2の一方又は両方の○○性を飛躍的に高めることができる。」何が言いたいんだ、これ? これだと、液1と液2の両方に…

能楽入門3と国立能楽堂ショーケース

能楽入門の第3回は「能面を知る」。講師は観世流シテ方の味方玄(しずか)氏。以前、青山きもの学院の文化講義で、能装束とその着付けについてのお話を伺ったことがある。とても研究熱心で博識という印象の方だった。その時の様子はこちら→ 「能装束とその…

羅織のきもの

羅の帯はたま~に見かけるが、着物は見たことがなかった。というか、手間暇かかるのに13mもよくぞ織りました、という感想しかない。先週、伺ったスコープココさんの展示会で見せていただいたのだ。ついでに、そんな貴重なきものを当てさせてもらい、ちょ…

KITTEの屋上庭園

東京駅丸の内駅舎の南(?)隣にKITTEという日本郵便が手掛ける商業施設がある。最近は博多や名古屋など、全国に広がっているらしい。毎年、京都きもの市場が大きな展示会を開くので、何度か行ったことがある。そんなKITTEの6階に屋上庭園というのがあるのは…

赤の泡 レッジャーノ・ランブルスコ

マルケーゼ・マノドーリ 2017エミリア=ロマーニャ州の、ランブルスコ4種を使っている。DOP レッジャーノ・ランブルスコ フリッツァンテという格付けらしい。イタリアにはDOPってのあるんだね。赤の泡って初体験だったけど、微妙。イチゴの香り。ほのかに甘…

パソコンを新しくした

2017年3月に購入した Lenovono の PCを見限ることにした。前に、「あまりにも突然にPCが逝ってしまった」という記事で書いたPCである。まだ、2年半くらいしか使っていないけれど、あまりにも出来損ないなのだ。当時、yodobashi.comで、納期と、値段と、CPU…

お酒になれなかったお米

獺祭という贅沢な酒がある。獺祭用の米なのに獺祭にはなれなかった部分がこうして生まれ変わった。 ま、普通のせんべいですが。

森伊蔵

森伊蔵をいただきました。 すっきりドライだけど、芋ですね~。 今日はロックで飲んでます。

能楽入門2と国立能楽堂ショーケース

能楽入門の第2回は「能舞台に立つ」。舞台の構造の解説を聞いた後、国立能楽堂の研修用舞台に立ち、屋根のある舞台での音響効果を実際に感じたり、すり足で歩いてみたり、能面をかぶって、そこからの見え方を体験したりした。舞台の中で聴く謡はよく響いた。…

シャトー・メルシャン「アイコンシリーズ」全6種を

先週の土曜日、椿山荘「料亭 錦水」で、シャトー・メルシャンの最高レンジ「アイコンシリーズ」全6種と「錦水」のお料理とともに堪能してきた。9月にオープン予定の椀子ワイナリーと、既にそれぞれ素晴らしいワインを生み出している桔梗ヶ原ワイナリー、勝野…

印象操作

彼は「連立与党で71議席、改選議席の過半数を大きく上回る議席を頂きました」と誇り、報道は「与党が過半数を超えた」と、いかにも勝利したように伝える。しかし実際には、改選前の77議席を大幅に下回った。しかも、自民党は、改選前は67議席を10も減らし、…

トゥーランドット@新国立劇場 なんという結末

新国立劇場2018-19シーズン最後の演目『トゥーランドット』を観てきた。指揮:大野和士演出:アレックス・オリエ美術:アルフォンス・フローレス衣裳:リュック・カステーイス照明:ウルス・シェーネバウム演出補:スサナ・ゴメス舞台監督:菅原多敢弘キャス…

each を使ってはいけない

某クライアントが最近、そう指示してきている。最初は、え~っ?! そんなの無理、と思っていた。ところが、いやいや、これは意外に重要なことかもしれないと気付いた。現在進行中のそこの案件は、以前は「各○○素子は、××を備えている」と書いていたようた箇所…

半巾帯を楽しむ

夏になると、半巾帯をいろいろアレンジして楽しみたくなる。背中に帯枕を当てない分、涼しく感じるから。浴衣のシーズンでもあり、需要も多くなるというわけで、先月の着付け教室のゼミのテーマは半巾帯。基本の貝の口や矢の字をおさらいした後、片ばさみの…

「三越 きものゴコロ。」見てみて~

先月の初めに日本橋三越で「一色采子さんの×きものsalon編集長トークイベント」があったという話は、以前にここでも書いたが、その時の様子が「三越きものゴコロ。」というサイトに掲載された。ここ → https://premium.lavida.jp/kimonogokoro/article/event…

能楽を基礎から学んでみることにした

kissぽーと財団という港区の団体が主催する「能楽入門~能楽鑑賞の達人になろう!~」という講座に応募したところ、港区民でもないのに(でも、職場(?)は港区)2倍強の競争率を見事突破し当選してしまった。何しろ、能楽の第一線で活躍する方々が講師を…

大野和士のオペラ玉手箱Vol.2「トゥーランドット」

新国立劇場オペラ芸術監督 大野和士のオペラ玉手箱の第2回目が、6月29日に開かれた。去年の「魔王」の回以降、今度はいつ? と思っていたところだった。すでに、YouTubeでその様子が公開されているので、詳しく書かないけれど、カラフ役で出演したテノー…

映画『新聞記者』を観てきた

先週金曜日、封切の日に『新聞記者』を観てきた。映画の中心を流れるストーリーはフィクションだけれど、その周辺は過去にあった、あるいは現在進行中の本当の出来事。内閣調査局という私たちの税金で動く組織が、「国家」という名の「私的」な存在のために…