羅織のきもの

羅の帯はたま~に見かけるが、着物は見たことがなかった。というか、手間暇かかるのに13mもよくぞ織りました、という感想しかない。

先週、伺ったスコープココさんの展示会で見せていただいたのだ。ついでに、そんな貴重なきものを当てさせてもらい、ちょっと緊張。しかしまあ、鮮やかなブルーだこと。

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組織がわかるように接写してみるとこんな感じ。

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羅というのは、経糸が隣の経糸に交差した後、さらに反対側の経糸に絡んでいくとう複雑な組織も有する。経糸同士が平行に並ぶのではなく、絡み合っていて、その間を緯糸が通る網目構造。ちょっと見ると編み物のように見える。

一緒に展示されていた羅の帯がこちら↓。この写真だと組織がよくわかる。

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スコープココさんのお着物は普通のでも高いのだけれど、この子たちの値段にはびっくりしたわ。ま、貴重な体験ではあった。

この展示会には、ド派手な YOSHIKIMONO も一点飾られていた。YOSHIKIさんのブランドなので、 これだけは撮影禁止だったけど。

さて、この日の私の装いはひまわり。

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小糸染芸さんの紋紗に、菱屋善兵衛さんの新ブランド一栞(いちか)の夏名古屋帯。大きなひまわりがお気に入り。