趣味のきもの

八掛に悩む

この着物、そろそろ仕立てようと思い、八掛に悩んでいる。合わせている帯は、この日(マスクしてるから去年だわ)、私が締めていた自前の帯。このコーデがなんだか気に入って、最初は、同系色の八掛にしようと思っていたのだけれど、だんだん、この臙脂系の…

雅叙園で百段階段とランチ

暖かい4月の風に吹かれながら、雅叙園東京で開催中の「こだわりのモノづくり~超絶技巧の世界~」という企画展とランチを楽しんできた。 百段階段を見るのは今回が初めて。 百段階段と言いながら実は99段なのだそうだ。この階段廊下に沿って7つの部屋が…

きものが増えすぎたので

きものというのはあっという間に増えてしまうものだ。箪笥に入りきらない。なんとか空いているスペースに詰め込むので、どこに何をしまったやら……。出すのも大変。ということで、しばらく前から、カジュアル着物はオープンラックに収納したいと思っていた。…

フィガロの結婚@新国立劇場

日曜日、フィガロの結婚を鑑賞した。今回は、チケット発売が緊急事態宣言発令間際で、客席の50%に達した時点で販売終了になっていたので、席は随分空いていた。私は2階中央ブロックの3列目だったのだけれど、前に誰もいなかったので、オーケストラがよ…

ユウナで染めた久米島紬

昨年、ひとめぼれして買ってしまったクレーのの久米島紬。先日、京都きもの市場銀座店で、沖縄の紬に関するトークイベントがあったので、これを着て出かけてきた。ユウナで染めた銀ネズ色の糸で織る。泥染めと並んで久米島紬の象徴的な色だ。ユウナの幹を炭…

オペラ『トスカ』を鑑賞す

約1年ぶりのオペラ鑑賞は新国立劇場『トスカ』。嫉妬が悲劇を生むという古典の典型ではあるが、そこまで人を殺さなくても、と思う物語である。緊急事態宣言前で、入場制限が緩和されているころにチケットが販売されていたので、空席は目立つものの、そこそ…

戴きものの幸せ

着物を着るようになってかれこれ8年。近頃は着物をいただくくことも多く、そんな中から新しい発見もあったりして、着物ライフがますます楽しいくなる。まなかり姉さんからは、お母さまの遺品をたくさんいただいている。上等の大島3枚は大活躍しているし、こ…

御金神社と伏見稲荷

京都旅行の続き宿泊先の近くに「御金神社」という金運の神様を祀る神社があるというので、お参りをしてきた。「おかね神社」ではなく「みかね神社」という。宝くじを買って、ここの金運財布というのにくじを入れて置いたら、大当たりしたという話をテレビで…

町子さんと京友禅

前回の続き篠屋さんで貴重な歴史資料を見せていただいた後、西陣織の伝統工芸士 杉村町子さんがすくい織の帯を織っていらっしゃる様子を見学した。新日本紀行で篠屋さんが紹介されたとき、10代目が新しく考案した帯の製作を依頼したのがこの杉村町子さん。テ…

篠屋(木村卯兵衛)さんのお宝を見せていただきに

西陣の帯問屋 篠屋さんのお宝を見せていただきに、4連休の後ろの2日間、京都まで行ってきた。篠屋(ささや)さんは、8代将軍徳川吉宗の時代、1738年(元文3年)創業の今では西陣で一番古い織物問屋さんである。会社の名前は木村卯兵衛株式会社、屋号が篠屋。…

きもの展@東京国立博物館

猛暑日の昨日、上野の東京国立博物館で開催されている『きもの展』に行ってきた。予約制で、観覧は90分以内でとのことだったが、展示物が膨大なので90分では見切れない。なのでどうしても詰まる。というわけで結構、蜜な空間であった。着物の意匠の変遷…

本場結城紬と重要無形文化財

先日、お世話して(もいるし、貢いでも)いる呉服屋さんに行ったら、ぜひ私に見せたい珍しいものがあると、本場結城紬の反物を出してきた。重要無形文化財の貴重なものだ、と目を輝かせて写真の向こう側の兄ちゃん二人が言うのだが、証紙は茶色で「高機」と…

汗染みが……

先日、夏の下着について書いてから、何度かスマートドライで着物を着てみのだが……。背中の汗はやっぱり着物に移ってしまうのだった。残念。汗を素早く吸収テヒ側役乾燥させる生地だというから、汗取りパッドのない背中部分も大丈夫かも、と期待したのだが。…

まだまだ外出リハビリ中

某呉服屋さんの展示会へ。4月3日以降、初めての新宿方面。帰りはちょうど帰宅ラッシュの時間帯だったけれど、京王線は比較的空いていた。人と人との間にそれぞれ50cm程度の隙間ができる。電車に乗ってでかけると、やっぱりまだ疲れる。リハビリが必要だ…

夏の下着考

下着の話。といっても、当然、夏の着物用の下着の話である。夏の着物の下着には汗取り機能が最重要。とはいえ、やっぱり涼しさも求めたいと、毎年、あれこれと試してみている。着付けに時間がかかっていたころは、下着に時間をかけたくないと、浴衣用のスリ…

70日ぶりに

あいにくの雨だったけれど、70日ぶりに電車にのって出かけた。そういわけで、70日ぶりにちゃんと着物をきた。ちりめん地に越後印伝で模様をつけた単衣と友禅の染帯。この組み合わせはとても好き。マスクも黄緑色にしてコディネート。それで気づいた。着…

春の予感

春のような暖かさに誘われて、こんな装いでお出掛け。めったに着ない墨流しの小紋に刺繍の袋帯。淡い色合いで統一。帯締めがいまいちで残念。そして、クロコの鼻緒の草履を買ってしまった。出来上がりは2か月後。最近は草履コレクターか?

今シーズンのマイブーム帯

4年くらい前に買ったきり、ほとんど締めずに箪笥の肥し化していた帯が、何と最近大活躍している。墨流しにレースを貼ったおしゃれな袋帯なのだが、どうした訳かこれと合わせようと思う着物がずっと思い浮かばなかったのだ。ところが、左上の紫のたたき染めの…

帯を洗う

先日の養母の法事の後、お片付けのついでに、めったに締めない喪帯を点検したところ、は~、絽の喪帯に白い黴の花がたくさん咲いていた。夏は汗かくからね~。しかも、この帯ガード加工していないので、汗の影響をがっつり受けたであろうよ。(黒だから黴が…

お魚の名古屋帯

昨日は踊りのお稽古。4月に本格的な発表会を控えているので真剣。これまで3回、勉強会と称する内輪の発表会や地域のイベントで練習の成果を発表する機会はあったけれど、今度のはそれとは少し違うらしい。踊り自体も今までの倍の長さ。覚えきれな~い、と青…

娘に振袖を

もう1週間も前になるが、姪の結婚式のために娘に振袖を着付けた。おはしょりもきれいに整えられて胸元もすっきり、と思っていたのだが、帯揚げがずれて帯が低く見えるじゃん。残念。しかし、この振袖も随分着せたので、十分もとはとった感じ。あらさ~女子に…

養源院を訪ねるて、唐織を識る

先週の金曜日、「きものsalon」のイベントのため日帰りで京都へ。訪ねたのは、淀君が父浅井長政追善のために建て、焼失後に、妹のお江が再建した養源院。ここで、小袖や古裂の復元を手掛ける永井織物さんが復元したお江の小袖が奉納されている。今回のイベン…

大島紬を仕立て直して

最近、いろいろな方からお着物をいただく。特に大島は、今では織られていない貴重なものが多く、少々サイズが合わなくても有難くいただく。そんな1枚。夫の古くからの友人のお母さまからいただいた大島。一元式の細かな絣が素晴らしい。今年、お年始にご挨拶…

羅織のきもの

羅の帯はたま~に見かけるが、着物は見たことがなかった。というか、手間暇かかるのに13mもよくぞ織りました、という感想しかない。先週、伺ったスコープココさんの展示会で見せていただいたのだ。ついでに、そんな貴重なきものを当てさせてもらい、ちょ…

半巾帯を楽しむ

夏になると、半巾帯をいろいろアレンジして楽しみたくなる。背中に帯枕を当てない分、涼しく感じるから。浴衣のシーズンでもあり、需要も多くなるというわけで、先月の着付け教室のゼミのテーマは半巾帯。基本の貝の口や矢の字をおさらいした後、片ばさみの…

「三越 きものゴコロ。」見てみて~

先月の初めに日本橋三越で「一色采子さんの×きものsalon編集長トークイベント」があったという話は、以前にここでも書いたが、その時の様子が「三越きものゴコロ。」というサイトに掲載された。ここ → https://premium.lavida.jp/kimonogokoro/article/event…

帯揚げを整理してみた

きれいに畳んでしまっても、すぐにぐちゃぐちゃになってしまう帯揚げ。いろいろな雑誌でたびたび取り上げられ、紹介されているのだけれど、どれもぴんとこなくて、やってみる気になれないでいた。そんなある日、ヘアゴムを使って整理してみたら、意外にいい…

一色采子さんの×きものsalon編集長トークイベント@日本橋三越

家庭画報のwebサイトで「母のタンス、娘のセンス」というブログが連載されている。毎日着物で過ごされていたというお母様が亡くなって、そのお着物を娘の一色采子さんが娘の現代的な感覚でおしゃれなにコーディネートを紹介して着こなすという連載だ。私は、…

八掛を物色中なのだが、悩むみます

2月に沖縄で買ってきちゃった城間さんの着尺。ガード加工が終わって、手元に届いてから早1か月。(届いてみてわかったのだが、あれは栄市さんのではなく栄順さんのだった。) 仕立てに出さずに何しているかというと、八掛を探しているのだ。地が小千谷紬で白…

唐織も怖くない!

先日、ほつれ補修針というものの存在を知った。飛び出した糸のほつれを簡単に補修できるという。これ、もしかして唐織のほつれにもいいかもしれないと思い、試しに買ってみた。 手芸 手芸用品 ほつれ補修針セット Clover| つくる楽しみ価格:486円(税込、送…