色再現範囲

2日ほど風邪で寝込んでしまった。その間、ほとんど炭酸水だけしか摂っていなかった。そうしたら、私の舌はとても繊細で敏感なものに変わっていた。何を口にしても味が濃く感じるのだ。このまま、薄味でいいのだが……

さて、現在は復活して、明日納期の案件のラストスパート中。

この案件に出てくる「色再現範囲」という言葉がどうもぴんと来ない。
ネットで検索すると英訳、"color reproduction range"ってのがでてくる。が、私は range が気に入らない。意味が分からない。

再現色再現範囲とは元の色を忠実に再現できる範囲のことらしい。だったらその「範囲」は色域のことだ。なら gamut のほうがすっきるする。

Google Scholar で"color reproduction range" を調べてみると、3000件ほどあるのだが著者はほとんど日本人。しかも特許関連がほとんどだ。一方"color reproduction gamut"は160件ほどと少な目だが、いろんな国の人が使っている。「色再現範囲」も"color reproduction range"も日本発の言葉なのたろう。

ネット上の辞書に安易に飛びついてはいけない、というのが今日の結論。