トゥーランドット@新国立劇場 なんという結末

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新国立劇場2018-19シーズン最後の演目『トゥーランドット』を観てきた。

指揮:大野和士
演出:アレックス・オリエ
美術:アルフォンス・フローレス
衣裳:リュック・カステーイス
照明:ウルス・シェーネバウム
演出補:スサナ・ゴメス
舞台監督:菅原多敢弘

キャスト
トゥーランドット:イレーネ・テオリン
カラフ:テオドール・イリンカイ
リュー:中村恵理
ティムール:リッカルド・ザネッラート
アルトゥム皇帝:持木 弘
ピン:桝 貴志
パン:与儀 巧
ポン:村上敏明
官吏:豊嶋祐壹

結末に会場が一瞬、えっ? とあっけにとられた感じで、拍手までに少し間ができたように思った。フィデリオに続いてびっくりぽんではあったが、合唱が素晴らしくて、劇場いっぱいに響き渡るどっしりとした歌声に圧倒されもし、感動もした。ちなみに、合唱は新国立劇場合唱団と藤原歌劇団合唱部。

そして、なんといってもリュー役の中村恵理の歌声が素晴らしかった。叶わぬ恋の悲しみを歌う声が、まるでバイオリンの音色のようで、聞惚れてしまった。カーテンコールでブラボーの声も拍手も、彼女が一番大きかったように思う。

さて、この日の装い

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小糸染芸の紋紗に、栗山吉三郎の麻の京紅型帯。
帯締めは赤と紺の細めのかんくみ冠組。
帯揚げはグレー地に紺色の柄の絽。