エウゲニ・オネーギン@新国立劇場

新国立劇場オペラの新年度開幕はチャイコフスキーの『エウゲニ・オネーギン』。

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私にとっては、初ロシアオペラ。

所謂原作というのがあって、プーシキンの韻文小説なのだそうだ。それをチャイコフスキー自身の経験を盛り込んで作り上げたという。チャイコフスキーもすれ違いの人生を送ったのか? というか 恋愛が成就するにはタイミングが大切よね~と思ったり……、イタリアオペラのような華やかさはないけれど、なかなか考えさせられる(還暦女がなにをいまさら、だけれども)、しかも道徳臭い作品だった。

指揮: アンドリー・ユルケヴィチ
演出: ドミトリー・ベルトマン
タチヤーナ: エフゲニア・ムラーヴィエワ
オネーギン:ワシリー・ラデューク
レンスキー: パーヴェル・コルガーティン
オリガ: 鳥木弥生
グレーミン公爵: アレクセイ・ティホミーロフ
ラリーナ:森山京

アリアが多い作品だったが、実力者を揃えたのだろう。どれも素晴らしかった。新国立劇場合唱団はいつものように素敵なハーモニーを奏でてくれた。

そして、この日の装い。

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着物は西陣宮田織物の単衣。帯は、野蚕糸をつかった名古屋帯。尾峨佐染繍製を社長さんのご厚意で破格のお値段にて購入したおニュー。これからたくさん活躍しそうだ。