2016-01-01から1年間の記事一覧

貝紫染め

貝紫染めで有名な染織家西山和恆氏とともに、貝紫で螺鈿を染めるお仕事をなさった吉野芳博さんの展示会に行って参りました。西山先生が全部貝紫で染めたお着物が見られるってことだったので。 10 kgのアッキ貝からとれる染料はわずか1 gとか。 貝紫染めって…

ガスをバブリングする

「吸引されたガスは,吸収液にバブリングされる」と原文に書いてあった。日本語の「バブリング」っていうのは、液体をぶくぶく泡立てるってことだと思うのだが、「ガスが吸収液にバブリングされる」っていう場合は、「ガスを吹き込んで、吸収液をぶくぶくさ…

ワインセラーを買い替えた

2012年10月に購入したワインセラーがたった4年で壊れた。オークセール +Lounge プラスラウンジ LNE-W306B [6本収納ワインセラー]ってやつだった。商品紹介の文には静かだって書いてあったけど、結構ブンブンとうるさかった。で、これから涼しくなるし、とり…

見られる、させていただく

某サイトでこんな言葉に触れた。「実際に見られると分かりますが恐ろしく物欲が湧いてくるそんなアイテムです」助詞「られる」は、[られ|られ|られる|られる|られれ|られろ(られよ)]上一段・下一段・カ変動詞の未然形、サ変動詞の未然形「せ」、使…

なでしこの踊り

新橋の若手芸者が次のスターを目指して芸を披露する「なでしこの踊り」を新橋演舞場で見に行きました。 懐石弁当を頂き、間近に若い芸者さんを見て、その踊りや歌を楽しみました。 新橋演舞場はもともと、新橋の芸者さんたちのためにできた劇場なんだそうで…

土屋順紀と紋紗

先週土曜日、美しいキモノ・アカデミー「第15回・重要無形文化財「紋紗」保持者の土屋順紀先生の制作の現場から」に行ってきました。 土屋先生が制作をされている自然豊かな関市のお話から、現在のお仕事に至ったいきさつ、草木染、織り技法、先生ご自身の創…

<span itemprop="headline">和裁に挑戦3</span>

久しぶりに和裁の授業。で、ついに袖付けが完了。上が単下が袷の袖になっています。写真ではちがいがわからないかも。そして、次の工程は裾よけ。ただ縫えばいいのかと思ったら、苦手なくけ縫いが多くて難儀しましたが、腰布付ける手前までは何とか到達。次…

<span itemprop="headline">結晶っていう難物</span>

「結晶」って言葉にはいつも悩まされる。まず数の問題。通常 "a crystal" なのか"crystals"なのか。そして「結晶粒」ってなに。辞書的には "crystal grain"なのだが、grain とparticle の違いって?粉体中の結晶粒子ってparticleじゃないか? とか……、結晶子…

<span itemprop="headline">野村万蔵さんとサマーパーティー</span>

一昨日は、通っている着付け教室のサマーパーティー。毎年、8月の第一土曜日に明治記念館で行われる。今年のゲストは狂言の9世野村万蔵さん。日本の伝統芸能の違いを、太郎冠者の台詞「畏まってござる」の言い回しを例にとって説明してくださったり、狂言…

<span itemprop="headline">友禅体験</span>

6月に金沢に行ったときに、加賀友禅作家 鶴見保次先生の工房を見学させていただき、友禅の色挿しの体験をさせていただきました。こんな風に、着物に仕立ててたときのことを考えながら髪に図案を書いていくのだそうです。白生地に下絵を描いています。これは…

<span itemprop="headline">紅花摘み体験 in 米沢</span>

紅花は食用油や生薬など様々な用途に使われますが、もっとも古くは紅色染料として使われていました。江戸時代には、摘んだ花を発酵させて「紅餅」に加工されたものが、とても高価に取引されたそうですが、明治に入ってアニリン染料が輸入されるようになると…

<span itemprop="headline">塗布性</span>

液体をある表面に塗る際の塗りやすさを「塗布性」ということが多い。で、辞書には載っていない言葉なので、ググってみると"coatability"なんていうそれらしい言葉に行き当たる。でも、塗布することとcoatすることは違う気がするので、coatability を使うには…

<span itemprop="headline">ぐち</span>

「ただし本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例により限定されるものではない」ってよく見る表現だけど、へん!文面通りに理解しようとすると、発明の要旨を超えたら、実施例によって限定される、ってことになるよね。でも、言いたいことは、実施例…

<span itemprop="headline">「形成後に~」って意味あるのか?</span>

「多孔質膜の形成後は指触乾燥状態にすることが好ましい」っていう場合、「形成後」っていう言葉に何の意味があるんだろうか?形成前には。膜がないのだからどんな状態にもできやしない。形成中はまだ、「多孔質膜」とは呼ばないし。英語にするとこの「形成…

<span itemprop="headline">和裁に挑戦2</span>

無双の袖までできた。画像で見ると、袖ってただの四角い布切れですが、無双袖っていうのは、袋状に縫った生地を、半分だけ返して二重の袋にして縫い合わせて、最後にひっくり返して、表も裏も表地に仕立てるので、結構難しい。で、前回の晒部分と合わせると…

<span itemprop="headline">和裁に挑戦</span>

二部式長襦袢の作製に悪戦苦闘中です。なんとか襟付けまで完了。運針はできないけど、なみ縫いは結構楽しくできて、私って意外とお裁縫好きかも~、なんて思っていたのですが、裾の折りぐけや襟の本ぐけはムズかった。才能ないわ~、って思いながら、一針一…

<span itemprop="headline">有機合成工程の「乾燥」</span>

「クロロホルムを用いて抽出した後、集めた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。」なんていうときの「乾燥」って、dryじゃないと思うのだが、ググると圧倒的にdryを使っているな。有機化学の人は、「脱水」を「乾燥」っていうか…

<span itemprop="headline">上村陽道の紙布の帯</span>

金沢の展示会で出会ったもう一つは上村陽道の紙布の帯。上村陽道は墨彩紙布という、手漉きの和紙に描いた墨彩を帯に織こむ技法で有名な作家さん。2001年に先生の特集がテレビで放送されています。購入した帯と一緒にツーショット。この帯の裏のお太鼓に…

<span itemprop="headline">絽の本加賀友禅</span>

昨日、一昨日と金沢(お泊りは和倉温泉加賀屋)に加賀友禅の展示会に行ってきました。夏の訪問着がもう一枚欲しいと思っていたので、絽の加賀友禅がもしもあったら、絶対買うわ~っ!って思って。内心、あるわけないよね、と思いつつ。最近は着物を着る人が…

<span itemprop="headline">「白い」と「十分に白い」はどちらが白いか</span>

今、やっている案件で印刷物の白さを評価する実験結果が表になっているものがある。白さの度合いが数値ではなく視覚に表現されている。「やや白い」、「白い」、 「十分に白い」って。さて、問題です。「白い」と「十分に白い」はどちらのほうがより白いでし…

<span itemprop="headline">紗袷</span>

紗袷わせというのは、二反の同じ生地を、重ねて着ているように見える着物のこと。つまり、一反には柄を描きもう一反は無地に染め、柄の方を下に、無地の方をその上に重ねて仕立てたお着物のこと。下の柄を上の無地の紗から透かせて見せて、生地と生地のふれ…

<span itemprop="headline">マイナンバーカード</span>

去年の暮れに申請していたマイナンバー。今年の確定申告はこのマイナンバーをつかってするつもりだったにに、予定より5ヶ月遅れでようやく発行されるらしい。今日、ポストにこんなのが届いていた。やっとか~と思って中を開けてみたら、交付場所、遠いじゃ…

<span itemprop="headline">Windows 7 再インストール中</span>

何を血迷ったか、去年の10月ごろメインで使っていたWin7機をWindows 10にヴァージョンアップしてしまった。あんまりひどくて、あれこれいじくっているうちに、完全におかしくなってしまった。急遽、新しいを買ったものの、まだ使えるし、予備機としてちゃん…

<span itemprop="headline">東をどり</span>

昨日、新橋演舞場に東をどりを見に行きました。一見さんお断りの新橋花柳会が、毎年、この時期だけ一般向けに芸を披露するのだそうです。今年は92回目。新橋演舞場の落成と共に始まり、当初は春と秋の年2回講演があったそうです。和風宝塚って感じで華やか…