フィガロの結婚@新国立劇場

日曜日、フィガロの結婚を鑑賞した。



今回は、チケット発売が緊急事態宣言発令間際で、客席の50%に達した時点で販売終了になっていたので、席は随分空いていた。私は2階中央ブロックの3列目だったのだけれど、前に誰もいなかったので、オーケストラがよく見えた。


序曲はオケをしっかり観察。指揮者がとっても楽しそうにタクトを振っていたっけ。


今回のフィガロの結婚は舞台演出が特徴的。舞台の上に衣装ダンスが1つだけ置かれ、あとは引っ越し用の段ボール箱がゴロゴロっと。衣装もみんな黒と白。時代を全く感じさせない。アンドレアス・ホモキ演出だそうだ。


いつの時代も人間は同じ過ちを犯し、解決していくということだろうか?


ところで、バルトロ役の妻屋秀和さん、坊主だったけど本当に頭丸めたのかしら? 相変わらず、素晴らしいバスでした。


こさて、の日の装いです。



新橋色(?)のお召し

唐紹巴の袋帯

伝統工芸士田中節子さんの伊賀組紐

ターコイズブルーに染めたクロコダイルの鼻緒の草履

半襟も同色系


劇場のトイレで知らないご婦人に、「わ~、きれいです」って声をかけられた。ちょっと拘ったコーディネートだったので、とてもうれしかった。