帯を洗う

先日の養母の法事の後、お片付けのついでに、めったに締めない喪帯を点検したところ、は~、絽の喪帯に白い黴の花がたくさん咲いていた。

夏は汗かくからね~。しかも、この帯ガード加工していないので、汗の影響をがっつり受けたであろうよ。(黒だから黴が目立つのか、ガード加工が黴対策にも効果があるのかはわからないが、帯でも着物でも黴が生えたのはこれが初めてだった。私、正絹の着物や帯には基本的にガード加工するので。)

幸い、軽く払うと落ちる程度の黴で、しみにはなっていない。でも、布で払って落ちたからといって、菌が全滅できたわけはないし、全部を払うと黴菌が舞う。お手入れに出そうかとも思ったが、安物の帯なので、自分で洗濯してみることに。一応正絹なので慎重に。

最近、単衣の着物を洗濯するときに愛用しているハイベック ゼロ ドライで、所定の方法にて手洗いを慣行。帯芯と表地の縮み具合が違うと、よれよれで大変なことになるかも……と、多少の心配を抱きつつ。

しかし、大成功!!

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仕上げにアイロンかけたら、美しく蘇ったのだった。