戴きものの幸せ

着物を着るようになってかれこれ8年。

近頃は着物をいただくくことも多く、そんな中から新しい発見もあったりして、着物ライフがますます楽しいくなる。


まなかり姉さんからは、お母さまの遺品をたくさんいただいている。上等の大島3枚は大活躍しているし、このブログでも紹介したと思う。


久保田一竹の辻が花(?)かもしれないお着物は、羽織に仕立て替えた。写真を撮っていないので画像を紹介できないのだが、これもまた大活躍している。


そして、この夏にはお姑さんの遺品を何枚か送ってくださった。その中のひとつが柿文様の染名古屋帯


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柿の季節になったので着けてみた。


合わせた着物は、和田光正の雪輪紋の絵羽小紋。この着物は、なかなか着る機会がなくて、ながもち屋さんに預けていたのだが、売れ残って出戻ってきてしまったという曰くつき。。


しかし、よくぞ出戻ってくれました! 帯をいただいたおかげで、着物にも新しい光が差したようだ。次に合わせるときは、帯締めを柿色にしてみよう


下の2枚はそれぞれ裏地を交換して仕立て直したもの。上の結城はもとは単衣。着物を着始めたころに手に入れたリサイクル品。上から下まで通しで仕立ててあり、サイズが微妙で着づらかった着物だ。下は友人からのいただきもの。素敵な白大島なのだが、サイズが小さいうえに八掛が赤茶色というのが、なんとなく着る気をなくさせていたのだった。

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そんなわけで白大島は、そのうち洗い張りして単衣に直そうと思っていたのだが、ふと、単衣にしたら余った八掛を結城の裏に使ったらどうだろうか?と思い至った。結城の衿裏を白大島に、白大島の八掛を結城に使えば、無駄なく仕立て替えができるじゃないの、と。八掛の赤茶色が少々気にはなったけれど。


白大島は大正解!  結城も格段に着やすくなったしい、100点満点とまではいかなかいけれど、なかなかいい感じに仕上がった。


さて、次は何をどう直そうかしらと思案するのも楽しいものだ。