二舞扇(ふくら雀)

3年程前に姪の結婚式で娘に結んでやった二舞扇。一般にはふくら雀という。

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最近はあまりむすばなくなっているのだが、今年の成人式に友人が姪御さんに結んでやって、とても好評だったそうだ。羽根をたくさん作って豪華に見せるのが近頃の流行だが、伝統的で格の高い帯結び結びが却って新鮮だったという。

そんな話をきいて、先週のゼミでこの帯結びをあらためて復習した。
それをメモしておく。

ふくらすずめ 
形は図の通り。
① テ側 三ツ山ひだ
② たれ側 三ツ山ひだ
③ たれ先から約65cmに箱ひだ

柄どまりは背中心から左へ10cmくらいのところに合わせる。(お太鼓系の結び方だが、羽根を作るので左寄りの位置。柄どまり市の基本は、お太鼓系は背中心、文庫系は左脇。)

①,②の羽根は下側がを小さく作り、仕上げに、体の線に沿ってふっくら、まるみをつめるように形をつくる。

で完成品はこれ。
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娘に結んでやったのは、羽根が大きすぎでバランスが悪いのだった。


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