ユウナで染めた久米島紬

昨年、ひとめぼれして買ってしまったクレーのの久米島紬。先日、京都きもの市場銀座店で、沖縄の紬に関するトークイベントがあったので、これを着て出かけてきた。



ユウナで染めた銀ネズ色の糸で織る。泥染めと並んで久米島紬の象徴的な色だ。

ユウナの幹を炭にして、それをミキサーで粉砕して、豆汁を入れた水に分散して染液をつくる。下の写真は2年前にある展示会で見せていただいたもの。



写真ではわからないが、ほんとにきれいな銀ネズ色の糸だった。


ちなみに、久米島紬は2004年に国の重要無形文化財に指定されている。

その条件は

・糸は紬糸または引き糸を使用すること

・天然染料を使用すること

・絣糸は手くくりであること

・手織りであること

の4つだそうだ。


そんな工芸品を身に着けることもないと思うのだが、やっぱり惹かれてしまう。


明るい色の着物がうれしい季節になってきた。春色で出かけたい。でも、まだまだ我慢の日々