祇園祭と小千谷縮

先週、お着物友達に誘われて祇園祭の始まった京都へ行ってきた。某呉服屋さんの展示会と、京都国立近代美術館で開催中の「ヴァン クリーフ&アーベル ハイジュエリーと日本の工芸」展、そして祇園祭を楽しんでおいしいものを食べる、という盛りだくさんな旅だった。

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ヴァンクリの展示会は、最初の会場でヴァンクリの高度な加工技術を実感した後に、次の会場で日仏の熟練技術の粋を堪能するという構成。日本の七宝や陶芸、漆芸、金工、染織品がとともにヴァンクリの宝石が並ぶのだが、日本の工芸品には作者不詳などというのも随分あって、おそらく、明治維新で西洋の文化を盛んに取り入れていたころ、日本の伝統技術が顧みられなかったのかもしれないなどと思ったりもした。

宝石に関しては全く関心のなかった私だが、ルビーの赤い色に魅せられた。しかし、そこまでにしておこう。これ以上、興味の枠が広がると自己破産してしまう。
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このあと、近くの細見美術館によって、京都の老舗呉服店「ぎをん齋藤」コレクションを鑑賞。時代時代の技を駆使した古裂れを鑑賞。

夜は、祇園「阪川」で夏の味を堪能。おいしいと思える鱧を初めていただいた。このお店、2年前にも伺ったことがあり、とても美味しかったので、また今回もと予約。しかし、なかなかの人気店なので予約できた日に合わせて旅行日程を組んだ次第。

美味しいお料理を紹介したかったのだが、写真禁止なので外の看板だけ記念写真。

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最後に、鉾が並んだ祇園祭を楽しんだ。昇れる鉾があると聞いて、菊水鉾に昇らせてもらった。

さて、今回の真夏の京都の旅は2日間。

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どのきもので行こうかあれこれ悩んだのだが、汗で汚れても気にならない、しわも気にならないものということで小千谷縮。麻のきものはあまり好きではないのだが、夏の旅にはこれだと実感した次第。

着物の展示会のお話は後日。いい出会い(いえ、着物ではなく、人との)があっただった。