人間国宝を羽織ってみた。

着物好きの友人の付き合いで、丸の内のKITTEで行われた京都きもの市場の展示会に行ってきた。

誰も買えそうもない素晴らしい「作品」があったので、話のタネに羽織らせてもらった。

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上の写真は「紋紗」人間国宝 土屋順紀さんの作品。商品ではなく「作品」である。土屋先生については以前ここで書いたことがある。http://araremiemama.blog.fc2.com/blog-entry-87.html

昨年、美しいキモノアカデミーの講演で見せていただいたものや、日本伝統工芸展に出品した作品は素敵だ、いいな、一生に一枚は欲しいなと思ったけれど、これはそれほどときめかなかった。680万円の値札が付いていた。値札を見て、以前一枚は欲しいと思った自分が恥ずかしくなった。

ちなみに、私の右後ろに写ってい方は、「現代の名工」秋山眞和さん。

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こちらは、志村ふくみさんの紬。写真ではわからないが色と織のハーモニーが素晴らしくて、皆が称賛する意味が理解できた。あてた感触も柔らかくて心地いい。こちらは380万円の値札なり。

ため息が出ちゃうのだった。