補正具をつけない着付け

昨日は久々に着付けのゼミに出席。
昨日のテーマは補正をしない着付け、というより和装ブラや腰パッドを使わないで、下着で補正するということ。

ブラはしないで胸当て。幅20cm弱。長さは胸を完全に覆って両端が肩甲骨に届くくらい。絹製がいいらしい。私はタオル地で作ったのを使っていたが、昨日、先生に見本(下の写真)を見せてもらって、やっぱり絹だなと思った。古くなった長襦袢などを利用して作るといいとのこと。
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布は二重になってて、中に薄い芯が入っている。

で、こんな布を胸にしっかり巻く。これにもコツがあるのだが、文章で表すのは難しいが、布の上端がわきの下にくる高さになるように巻いたら、いったん両方のひもを肩に背負うにして引いて締めてから、ひもを前で結ぶと、胸の両脇の肉が抑えられてすっきりする。

腰回りとお腹は、湯文字と裾除けで補正する。
湯文字の裾除けも、お腹の肉を上に持ち上げるような要領で巻いて、腰布の余りは背中に回して、湯文字または裾除けの中に入れ込むと、この背中に入れた部分が腰パッドの役割をする。

湯文字のつけ方はこちらを参考に→ http://www.iki-modern.com/yumoji/

エストのあたりは、湯文字と裾除けで持ち上げたお腹のお肉と着物が補正になる。

というわけで、やってみると、今まで入れていた腰パッドはいったい何だっとのか? というくらいきれいに仕上がる。しかし、この場合の写真を残念ながら撮り忘れてしまった。

下の写真は、湯文字と裾除けなし(着物スリップのみ)で、二部式長襦袢裾除けだけで試したもの。胸は自作のタオル地胸当てを使用。

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湯文字と裾除けを使っていないせいか、若干ウェストがくびれて見える。帯の締め方にもよるかも。

参考に、同じ着物で、和装ブラ+腰パッドを使用した時の写真が下の2枚。

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腰パッドは使ったほうがきれいに仕上がるけれど、胸は、胸当てで十分な感じではなかろうか。

湯文字は骨盤補正は腰痛にもいいらしいので、上手に巻いて活用したい。
これから夏に向かって、補正具なしで美しく着られるならありがたい。