衣替えのころ

先週、金曜9月30日は着付けのお稽古の日。とは言っても、6月からずっと和裁で二部式長襦袢を縫っていたので、お洋服でもいいのだけれど、お着物ほどたくさん洋服も持っていない私は、季節のはざまに着るものがない……。なので、お着物で行くことにしたのだが、この時期のお着物のコーディネートは悩ましい。翌日からは衣替えで袷の季節になるのだから。

着物は透け感のない単衣にする。半衿は絽では少々抵抗感がありつつも、絽ちりに替えるのは面倒なので、絽のまんま。さて、問題は帯と帯揚げである。

年々、単衣の時期の推奨組み合わせは変化している。「美しいキモノ」はもう完全に温暖化対策モード。数年前ならNGって言われていたようなのを推奨していのだから、よほどフォーマルな場所以外ではこれが正しい、こうしなければ、なんていのはないのだと思う。着ている本人が快適に着られるのが一番と割り切って、見ている人には不快感を与えない配慮もちょっと足して、好きなのを着ようじゃありませんか。

というわけで、これ。
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シルックの単衣に半衿は絽。帯はちりめん地の染め帯。帯揚げは綸子に、帯締めは冠組。

単衣にちりめんの帯はだめっていう人もいるかしれないけれど、明日からはいいのに今日はダメっておかしいでしょ、と思うのだった。

しかし、帯締めはもう少し赤が入っているものがよかったかも、と反省。いつも、帯締めが反省点だわ。