和裁に挑戦4

「和裁に挑戦3」の続編です。
遂に二部式長襦袢の完成です。
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私が通っている着付け教室では、長襦袢の衿に仕立て衿(特に装道の美容衿)を直接縫い付けることが推奨されているのだけれど、これがなかなか難しい。仕立て衿が硬くて針がうまく通らないのだ。なので、今回の和裁でも仕立て衿付けが最後の難関のはずだったのだけれど、これが意外と簡単(とまでは言えないかな?)だった。
美容衿の一般的なつけかたは、衿と襦袢を一目落としで縫い付けるというものなのだが、今回は、プロの和裁士さんが実際に行う方法を教えていただいた。といっても、外側(表側)一目落としの替わりに本ぐけをするだけなのだけど。
「本ぐけのほうが、針が通りやすくてとっても楽ちん」と言ったら、先生が、「それは、この和裁の授業を通して腕があがったということです。初心者には本ぐけは難しいんですよ」っておっしゃった。
ほんとうに腕が上がったのならうれしいけれど……。
そして、衿肩開きのカーブの部分の処理の仕方も理解できた。
仕立て衿のつけ方を忘れないうちに、下にまとめておく。
① 衿と長襦袢の外側の中心を袷て、本ぐけする。
 衿を立てた状態で、衿肩開きの力布の内側を針目が小さく出るように縫い付ける。
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③ 衿芯を入れ衿を立てて、衿肩開きの力布の部分が浮いた状態になるようにして、力布の外側から千鳥ぐけする。くけはじめの数センチは、衿が浮かないように細かくくける。
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